FINAL DAY
2017 Stance ISA World Adaptive Surfing Championship
アダプティブサーフィン世界選手権
障がい者世界戦 日本選手1位、3位、4位と大健闘!
いよいよアダプティブサーフィン世界選手権がファイナルデイを迎えました。波は昨日よりサイズは少し下がったもののクリーンなコンディションで、まずはASVIのクラスからスタート。日本チームの3人のファイナリスト、藤原選手、伊藤選手、内田選手も気合い十分で、自分のヒートを待っていました。
まずトップに登場したのはAS5クラスの藤原選手。ここだと決めた場所になかなか波が入らず、前半波に乗れずに苦戦を強いられました。後半になり、ようやく良い波を掴みアベレージスコアをメイクするも、時すでに遅く、残念ながら4位でフィニッシュ。なお優勝したオーストラリアの選手は、合計点16点の完璧な試合運びを見せつけられました。とはいえ、初参加で見事ファイナル進出を果たした藤原選手の健闘は、称賛に値する戦いぶりでした。
続いて女子のAS1クラスに内田選手が登場。中盤、肩の切れた波を掴みグッドスコアを獲得し、他を圧倒。その後も落ち着いた試合巧者ぶりを発揮し、ライバルを一蹴。トップをキープしたまま危なげなくヒート終了。今年から新設されたクラスで、見事、内田選手は初代チャンピオンに輝き、歴史にその名を刻みました。
そして、最後に行われたオープンのAS1クラスには、日本チーム期待の伊藤選手が登場。内田選手に続けと、潮が引きクローズアウト気味なコンディションに苦戦しながらも大いに奮闘。最後のターンで技をなかなかメイク出来ず、迎えた終了のホーン。残念ながら3位という結果でフィニッシュとなりました。しかし伊藤選手は昨年の4位から、今年は3位へ。メダルを一段階アップさせてのフィニッシュ。今後の活躍にも期待がかかります。
こうして今回の日本チームの戦いはフィナーレを迎え、結果、総合でチーム順位は9位という事になりました。
選手全員が頑張り、出した結果なので、みんな納得していましたが、また新たな目標ができました。きっと次の大会に繋げていってくれると思います。
今回のチームはとてもチームワークの取れた良いチームでした。また来年はステップアップした新しい日本チームでこの大会に臨んで欲しいと思います。日本チームへの応援、ありがとうございました。
TOP写真:AS1 Women Winner,Kazune Uchida(C)ISA
AS1 Women Winner,Kazune Uchida(C)ISA
Kazune Uchida(C)ISA
AS1 3rd,Kenjiro Ito(C)ISA
AS5 4th,Tomoki Fujiwara(C)ISA
AS1 3rd,Kenjiro Ito(C)ISA
AS5 4th,Tomoki Fujiwara(C)ISA
2017 STANCE ISA World Adaptive Surfing Championship
大会結果一覧
■AS 1 メン
伊藤 建史郎:3位
本田 博之:24位
■AS 1 ウィメン
内田 一音:優勝
■AS 2
小林 征郁:7位
勝倉 直道:10位
■AS 5
藤原 智貴:4位
■国別
日本:9位