WSLによる発表を受けた 東京2020におけるサーフィン競技の資格認定プロセス
平素より(一社)日本サーフィン連盟(以下NSA)の活動にご協力頂き誠にありがとうございます。
東京2020出場資格取得のためのイベントの一つである
2019年のワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップ・ツアー
第9戦『Quiksilver Pro France』の結果を受け、
五十嵐カノア選手の2019年のワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップランキング
において暫定10位以内が確定致しました。
World Surf Legue による発表
https://www.worldsurfleague.com/posts/426058/congrats-kanoa-igarashi
本発表内容を受けた、五十嵐カノア選手及び日本人選手における
東京2020サーフィン競技の資格認定について、NSAとしての見解をご報告致します。
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東京2020における出場資格認定イベント、ISA並びにNSAの見解
・日本人選手が該当する出場資格取得イベント(タイトル)の優先順位
◆2019年のワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップ・ツアー:
男子トップ10、女子トップ8
◆2020年ISAワールド・サーフィン・ゲームス:
男子トップ4、女子トップ6 ※
◆2019年ISAワールド・サーフィン・ゲームス:
男子4名、女子4名(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの男女トップ選手
・開催国枠:男子1名、女子1名の出場枠は開催国の日本に保証されるが、
日本の選手が上記から資格を得るならば、
2020年のISAワールド・サーフィン・ゲームスのハイエスト・ランクのサーファーに、
そのスロットは再配分される。
・開催国枠は、出場資格取得のイベントで、開催国〔日本〕が出場枠を取得できなかった
場合に適用される。本年9月に開催の、2019年ISAワールド・サーフィン・ゲームスにおいて、
日本人選手がアジア最高位を確保したことで開催国枠は適用されない。
※尚、開催国枠の非適用に伴い、2020年ISAワールド・サーフィン・ゲームスの、
東京2020出場資格取得のためのタイトルは、男子トップ4位以内から5位以内に、
女子トップ6位以内から7位以内に、変更される見込みである。
・2019年ISAワールド・サーフィン・ゲームスでアジアトップによる東京2020出場権は、
国の出場枠として付与されるのではなく、そのタイトルを獲得した選手個人に付与される。
・最終的な基準と条件は、ISAとIOC並びにNSAとの協議により、今後変更となる場合がある。
<五十嵐カノア選手のオリンピック出場に関する見解>
五十嵐カノア選手は、東京2020出場認定資格イベント及びタイトルである
「2019年のワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップ・ツアー男子トップ10位以内」となった。
東京オリンピック出場については、今後NFから推薦及びJOC理事会での承認を経て、
正式に決定となる。尚、本手続きの正確な履行時期は未定である。
※また、2019年ISAワールド・サーフィン・ゲームスにおいて、
村上舜選手、松田誌野選手がアジア最高位となり、
東京2020出場認定資格イベント及びタイトルの一つを保有している。
両選手の出場に関しては、出場資格取得イベント(タイトル)として
まだ結果が明らかでない2020年ISAワールド・サーフィン・ゲームスの結果を踏まえ、
確定することになる。
<五十嵐カノア選手のオリンピック出場に関するNSAのコメント>
WSLの発表を受け、カノア選手がオリンピッククオリフィケーションを経て、
最もランクの高いWSL枠で選考されたこと、またオリンピックに近づいたことを嬉しく感じます。
2019年のWSLの最終発表、2020年ISAワールドサーフィンゲームスでの最終発表を待ち、
またJOC日本選手団の発表を受け、サーフィン日本代表選手が決定されます。
以上
<本件に関するお問い合わせ>
一般社団法人日本サーフィン連盟
強化部(担当:宗像・浅井)
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